京都府亀岡市は、古くは亀山と呼ばれていました。昔の丹波国の最南端に位置し、山城国・摂津国の境目となっています。戦国時代末期に明智光秀が丹波亀山城と城下町を築いたことが近代亀岡の礎となりました。現在では京都・大阪の衛星都市の側面を持っています
撮影:2013.7.26.
撮影:2013.7.26.
ガラス張りの近代的な建物です。いわゆる自治体の造るハコモノというやつです。
多目的ホール、陶芸室、工作室、芝生広場、大浴場などが併設された生涯学習体験施設ということになっていますが、一般的には「道の駅」です(といっても道の駅の雰囲気はありません)。売店では、丹波クリや亀岡牛のコロッケなどが販売されています。そしてここの亀岡牛(すき焼き用)は霜降り肉で、遠方からのファンも多いといいます。
この施設のホームページには「過ぎ去った激動の20世紀を見る・知る・学ぶ・楽しむ・懐かしむジオラマ(人形)の世界~激動の20世紀を物語るジオラマ(模型)を南條亮氏が製作。戦争の愚かさや命の尊さを感じていただき、また、懐かしい学校風景、その時代の日常風景を見て、古き良き時代にタイムスリップしていただく館です。」と紹介されています。入館料は700円と、片田舎にポツンと存在する施設として、ちょっと高めなのか、とも思いますが、切符売り場、入場口、売店の各所に配置された従業員の方々のことを考えれば仕方ないのかなと思います。ただ、博物館めぐりを結構経験している身として、この館内の展示物と見学者との距離が微妙です。すごく近くて、それはそれで作品を間近に見られる、カメラを接写できるメリットがあるのですが、何かの拍子に手が触れる、持っているカバンなどが作品に接触する・・・・、といった心配を感じさせます。スペースの問題もあるのでしょうが、もう少し安全対策をされたほうが良いのでは・・・・と、こんなところに書いてもしかたないのですが。
追記・その後、この施設は閉館し現在は更地となっています。2020.7.25.
亀岡市民がボーリングを楽しむことが出来る唯一の場所です。あと佛教大学の書籍部になっている大垣書店も入っています(恐るべしオオガキ!京都の書店を席捲)。昔はこのデパートは平和堂と言っておりましたが、最近ではどこにある店もアルプラザと呼ぶようになりました。
夜景愛好家のビューポイントのようです。亀岡インターの側道を京都方面に上がったところに駐車場があり、そこから展望台まで約20分程度、結構足にきます。ここには鳥居型の電飾の鉄塔があり、知らない人は平地から見えるこの鉄塔の明かりに「大文字?」と思うらしいです。ただ私にとってこの平和台公園は、亀岡高校柔道部時代に、練習でよく登らされた山、というしんどいイメージしかありません。何年かぶりに登り、なかなか良い眺めであることに気づきました。
亀岡市が発足して以降、3代目の市庁舎です。平成2年7月に開庁式が行われました。地下2階、地上8階、総事業費100億円だったそうです。敷地の中に神社があります。
亀岡会館は、昭和45年に建設されたそうです。今から40年以上前のことになります。市民の為の文化施設といえば現在では「ガレリアかめおか」の方がメジャーで、会館の方はやや影が薄いかもしれません。会館は「カメカン」と俗称され、776人収容の大ホールの他、会議室やレストランなどを完備しています。私が高校に入学した頃、2学年先輩に川勝さんという生徒会長がおられました。生徒会長といえば学校を代表するような秀才タイプを想像しますが、川勝さんは、とてもざっくばらんな人で、学生というよりもミュージシャン(フォークシンガー)でした。ギターを抱えてよく講堂などで歌っておられました。そして当時流行りつつあったよしだたくろうの「広島フォーク村」を真似て「亀岡フォーク村(後にkmp)」というサークルを作っておられ、亀岡会館でプロとアマのジョイントコンサートをよく開催されていました(私もチケットを買わされて行った思い出があります)。当時人気の出てきたフォークグループの赤い鳥・アリス・ガロ・井上陽水・諸口あきら・五輪真弓など、今から思えばその後ビックになった人やグループが出ていました。特に、赤い鳥がロック化した時期だったと思います。恐らくコーラスの5人のメンバーに、ドラムスの村上ポンタやギターの大村憲司(故人)もいたのではないかと思われますが、当時は音楽状況に疎いこともあって、それらのミュージシャンのすごさを理解できていませんでした。現在も亀岡会館は使われています。落語会や演歌系のコンサートなど行なわれているようですが、連日イベントが開催されていることもなく、稼働率は悪いと思われ、いずれ無くなる建物かもしれません。
追記・耐震構造等の問題により数年前より解体工事が進められて現在は駐車場になっています(2020.7.25.)。
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大石酒造は亀岡の造り酒屋です。「翁鶴」という日本酒銘柄は、古くから地元の人に愛飲されています。10年ほど前でしたでしょうか、朝日放送の「探偵ナイトスクープ」という番組に、ここの展示室で見たマネキンに恋をした女性依頼者が、そのマネキンと結婚式を挙げるという話が放送されました。その後も再放送で何度か放送され、お酒よりも、そこに居るマネキンで有名になりました。この写真にもそのマネキンのりりしい姿が写っております。そして、番組で取り上げられたことも書かれております。番組を見たい人にはビデオが見られるようになっています。
市の西部地域にある複合スポーツ施設を併設した公園です。亀岡市は京都府のちょうど中央辺りに位置するため、市だけでなく府の体育大会などが数多く催されています。1988年(昭和63年)の京都国体に合わせて建設された体育館、競技場、野球場、プール、テニスコート、遊具などを兼ね備えた複合的なスポーツ施設であり、市や府の内外を問わず盛んに利用されています。
施設内には亀岡市と提携を結んでいる海外の各都市にちなみ、西洋の城をモチーフにした小さくかわいらしい建物、水鳥が憩う池、中国・蘇州市から寄贈された重厚な鐘と枯山水風の庭園などがあり、多くの市民に親しまれています。
<主な施設>
◎体育館:全日本級の競技にも使われ、本館内一周ジョギングコースやトレーニング室も併設しています。
◎競技場:上質な芝生を敷きつめたフィールドと、一周400mのレンガ色のトラックとのコントラストが鮮やかな第3種公認陸上競技場で、体育館と道路を隔てて「メモリアルゲートブリッジ」でつながっています。
◎野球場:緑に囲まれた美しい“グリーン・スタジアム”という形容がピッタリ。
◎テニスコート:“テニスの先進地”と自称するにふさわしい広さを持つコートは、砂入り人工芝と夜間照明を備えています。
◎レジャープール:造波・流水・幼児プールやウオータースライダーのほか、管理棟には宿泊室や健康運動相談室、レストランなどを備えています。
◎かめおか国際交流記念公園:亀岡運動公園の内にあり、3カ国の姉妹都市や友好交流都市と亀岡市との歴史、文化・自然の特徴等を取り入れ、国際交流の証しとして末長く伝えていきたい平和の広場です。
亀岡市ホームページより部分引用しました
幼なじみのムッさんがやっている「GEDO(外道)」という喫茶店がスタートから31年目ということで、地元亀岡でコンサートがありました。それに2曲だけ歌わせてもらいました。
友人のむっさん主催のコンサートが運動公園野外ステージでありました。その隣ではアメリカ車やハーレーバイク、ポルシェなどのヨーロッパ車の展示会がありました。アメリカングラフィティの映画に登場するような派手な車が、来場者の目をひいていました。
運動公園の競技場をスタートして、一部国道をコースとして、例年ロードレースが開催されています。
追記・現在は12初旬のハーフマラソン大会に移行して元旦はありません(2020.7.25.)。
亀岡市交流活動センターは、次代を担う子どもの交流を機軸として、日本内外すべての市民交流を支援するために設立されました。市民参画による住民交流事業や、在住外国人と市民との相互理解のための機会の提供、各種文化講座やイベントの開催、国際交流を目的としたプログラムやホームステイ交流などを実施しています。<亀岡市HPより>
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JR嵯峨野線、下り亀岡駅の次にある並河駅です。嵯峨野線の複線電化と駅前整備に併せて駅舎がやや北側に移動し、旧駅舎跡地に「鉄道歴史公園」が出来たようです。知らない人は、嵯峨野線の車窓から突然現れる新幹線0系の姿に驚きます(実際の車両の長さの3分の1くらいに切られており、ちょっと変な感じです)。あとかつて山陰線を走っていたディーゼル機関車の車体も展示され、こちらのほうは結構鉄道マニアに人気といいます。しかしこれ2体で「鉄道歴史~」とはねぇ。