手塚治虫は誰もが知る日本が誇る漫画家であり、大阪帝大医学部を卒業した医師でもあります。
手塚治虫のすごいところは、それまで「のらくろ」のような、4コマ漫画が主流だったところに、コマ割りや視点による映画的な視覚効果を平面の画に落としこんだこと、ストーリー性のある漫画を創作したこと、そして最後には、動く漫画=アニメーションとしてテレビ放映(鉄腕アトム)として実現したことでしょう。後に出る漫画家で、手塚治虫の影響を受けなかった人はいないでしょう(我々も手塚治虫の作品とともに成長したと言えます)。よって政府がやいやい言うている「クールジャパン戦略」「アニメコンテンツの輸出」等々の今日の日本が誇る文化は、手塚治虫なくしては無かったことかもしれません。
そんな手塚治虫の生涯と、制作の現場、作品、メッセージなどを、原画や実際に使っていた道具などとともに展示した「手塚治虫展」が、丹波市の植野記念美術館(篠山市の隣町、自宅から片道約1時間)で開催されていました。会期は9月末まででしたので、本日、行ってきました。