かつて京都市右京区鳴滝に「桃花春」という行列のできるラーメン店がありました。その店主が体調を崩して閉店、屋号やらレシピを店を引き受けた会社に売却、その後、「新・桃花春」オープンするものの、かつての味に至らず、まもなく閉店。さらに元の店の大将は、体調もどって、新たに南丹市八木町で「愛宕菜館」という屋号にてラーメン店をオープン。
私はかつての職場(右京区広沢)に近かったので「桃花春」にもよく行きましたし、八木町に来られてからの「愛宕菜館」にもちょくちょく行っていたのですが、先月、その店主が急逝されたと知りました。
「愛宕菜館」のカウンターで、私がかつての「桃花春」へ行っていたことを話しますと、たいそう喜んでいただき、その屋号を継いだ「新・桃花春」は、西洋料理の調理人だったので、作り方が分からんかった、分らんかったら聞きに来たらいいのに、とぼやいておられました。
そんな思い出の桃花春の味は、セブンイレブンの京都各店でのみ、袋麺として、現在も売っております(大将の話だと鳴滝にいた時からの桃花春の「味」だとか)。昨日、セブンイレブンへ立ち寄った際に、ありましたので購入して、さっそく作ってみました。具を入れるほどの力量ありませんので、そのままを調理したので見栄えは良くないのですが、スープの味はしっかりと「桃花春」でした。南無阿弥陀仏。