ちょっと周辺をドライブして途中、京丹波町の道の駅「丹波マーケス」のMacで、コーヒー飲んで休憩、資料コーナーに観光パンフやらと一緒に丹波町役場の広報誌があり、見てみると「役場新庁舎が11月1日に開庁~」との記事がありました。その写真を見て、どうやら一昨年あたりに解体完了した「ビジョンダンマーク(デンマークの景色という意)」の跡地の様子、マーケスからも近いので私の興味虫のおもむくままに現地へ出動、これです。
「ビジョンダンマーク」は、国道9号線の丹波自然公園入り口の向かい側、1993年に前年行なわれたスペイン・セビリア万博のデンマーク館を、丹波町が10億円をかけて移築したユニークな建物です(でした・過去形)。当初は、この建物と周辺一帯を「京都デンマーク公園」として活用することになっておりました。竣工式には財津和夫さんのコンサートがあったりしたのですが、その後、景気低迷・役場内の汚職事件・鳥インフル騒動が影響したのか、デンマーク公園計画は頓挫しました。また使わなくなった建物の壁面に、恐らく鳥インフルのイメージを払拭しようと、牛・豚・鶏・野菜などのイラストを大きく描いてブランドPRをしたものですから、この建物の意味が分からなくなって、またさび付いて、負の遺産、となりました。2018年、1億円をかけて解体することが決まったのです。
そして、現在ご覧のように、その場所には新庁舎がオープンすることになりました。総事業費は30億円だそうです。