原爆ドームは、その言葉どおり、昭和20年8月、広島の中心部に投下された原子爆弾によって壊され、骨格と一部のレンガ壁面が残った建物のことを言います。ただし、もともとは広島県物産展示館という建物の名称で、当時の著名な建築家(外国人)の設計した立派なものでした。これが戦争の被害に遭わずにいたら、おそらく現代の名建築として、後世にも残され続けたことだったでしょう。
今となっては「負の遺産」として、その名(原爆ドーム・世界遺産)を知られ、別の意味で後世に残される運命になったのは歴史の皮肉な結果でしょうか。
これは、先日、ぷらっと広島・呉を訪れた際に、立ち寄って撮りました。永久保存に向けた調査・修理中の様子です。
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