2001年7月に、勤め先の大学が所属する私立大学協会が主催するヨーロッパ研修に参加する機会がありました。その時の様子などについては、別ページの「ヨーロッパの旅」に詳しく掲載しています。約2週間の旅(表面的には「研修」)は、それはそれは楽しく、同行した方々とも親しくなりました。研修の終盤、こんなに楽しく仲良くなった、このメンバーで、日本に帰ってからも、また会いましょう、同窓会をしましょう、として作られたのが「ポポロの会」でした(我々が訪れたイタリアのローマには「ポポロ広場」という観光地があり、その名前の語呂の良さ、同窓会開催を決めたのがちょうどその時、だったことにより会の名前として決まりました)。この会は、翌2002年の8月、北海道を会場として第1回ポポロの会が開催されたのです。それから、毎年、参加者の地域を全国5つのブロックに分けて、毎年開催しいます。今年は第13回のポポロの会で、先月末、松阪・伊勢を舞台として開催したのです。幹事は名古屋・京都から研修に参加した4名でした。私も幹事の一員として、宴会場の手配などを手伝いました。ポポロの会は盛況のうち終了し、来年度第14回は、熊本県での再会を約束して参加者と別れました。
たかだか二週間程度の旅行が一緒だったから、といって、ここまで、いや、これからずっと、続いていく、このポポロの会の魅力とはいったいなんなのでしょうか。世の中の付き合い(仕事上の付き合いや宴会など)は、えてして打算的になりがちです。職場の上司や部下と一緒に行く際にでも、なにかと、その影響(効果)を意識してしまいます。表面的には、面白くて楽しい会であっても、なにか余計な気分が芽生えます。しかし、このポポロの会には、そんな打算的ないやらしさはあません。純粋に、また、あの時の仲間に会いたいな、一緒に酒を酌み交わしたいな、あの時と同じように、ということだけです。そんな気を使うことのない、シンプルな楽しさが魅力なのかな、と思います。
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