先日、神戸市長田区の若松公園内に設置された実物大の鉄人28号モニュメントを見てきました(写真)。このモニュメントは、阪神大震災後の復興活動の一環として、2009年、作者の横山光輝さんの出身地ということで、所縁の地に建てられたものらしいです。その存在は知っていたものの、なかなか行く機会がなかったのですが、ようやっと実物を鑑賞し撮影することができました(普通は何かのついでに見に行くのかもしれませんが、私はこんなことだけのために、ほぼ1日をついやして行くのです)。
私の子供のころ、昭和30年代です、鉄人28号は、横山光輝作の少年マンガで、同時期に出ていた鉄腕アトム(手塚治虫作)と人気を二分するロボットヒーローでした。アトムが自分で考え行動するロボットであるのに対して、鉄人28号は、正太郎の持つリモコン(小型操縦器)の指示で動くロボットでした。つまり意思や感情は無い機械だったということです。けれどもテレビ(当時は白黒テレビ)に映る鉄人28号の活躍シーンを見て、ただの鉄の塊とは誰も思っていなかったと思います。悪党が放つロボット相手に戦う鉄人28号は、正義の意思を持った、人間味あふれる存在だったように思います。
若松公園は、どこにでもある団地や商店街に隣接した空間(広場)で、そんな日常的な場所に、巨大なモニュメントが立つ姿は、妙にリアリティがあります。正太郎の持つ操縦器を操作すれば、今にも動きだすのでは、と思えるようなインパクトです。洗練された東京のお台場に登場したガンダムのシチュエーションよりも、ここに居る鉄人28号のほうが現実みがあるし、世代的には親しみを感じます。そんな一日でした。
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もりもり (木曜日, 09 2月 2012 10:48)
おひさしぶりです
自分も鉄人ができた時、すぐに見に行きました
ブログでも以前に載せたんですよ
あの大きさで実際に立っている事が不思議らしいですね
ポーズとか、なんか良く私にはわかりませんが
すごく計算されているらしいですね
太田貴久男 (木曜日, 09 2月 2012 11:09)
コメントありがとうございました。出来てすぐに行かれたのですね。
またブログをさかのぼって見てみます。
高校の物理の時間に、先生が「ビックX(誰のマンガだったか忘れました)」の身体は、あの比率では実際には立っていられない、といわれたことを思い出します。なので重量とかバランスは、余程計算されていると、納得しました。
もりもり (火曜日, 14 2月 2012 10:13)
ビッグX懐かしい・・
なんか、注射みたいなのを刺したら大きくなったりするんでしたっけ?
もう読んでおられるかもしれませんが、「空想科学読本」という本おもしろいですよ
ウルトラマンは地面に足が埋もれてしまい歩けないとか、あのスマートさは体重を支えられない、像のようなずんぐりむっくりでなければとか
空をあのスピードで飛ぶには、空気抵抗から針のような体型にならなければ無理とか
あとガンダムを操縦するには、あの振動と落差から乗り物酔いで無理・・これは映画20世紀少年でも使われていました・・あの作者も科学読本読んで゛たんですね
太田貴久男 (火曜日, 14 2月 2012 17:02)
再度のコメントありがとうございました。
そういえば「空想科学読本」あって、書いてありましたね。
私が高校の際に聞いた話と、基本、同じですね、そういえば。
あと映画20世紀少年、私も見てますが、気づきませんでした。
きっとビール飲みながら見ているので、寝ていたのだと思います(笑)。