前にもこの主旨の話題を書いたことがありました。まだまだなかなかすべてのアナログ写真をデジタル化は出来ていないのですが、このところ夏期休暇などもあって、時間が比較的取れるので、現在は、ポジフィルムをデジタル化しています(これがまた時間がめちゃくちゃかかるんです!)。
ポジフィルム、今はあまり使われていないかもしれませんね。プロの写真家さんなどは、まだ使われているかもしれません。要はスライド用のフィルムで、通常のフィルムは、ネガフィルムで白黒が反対に焼き付いているのですが、ポジは、撮影した色がそのままで焼き付けられます。それで雑誌に掲載したりする写真はポジで撮ることがあったりするのですが、僕ら、素人は、スライド映写機で、たくさんの人にいっぺんに、映画のように写真を見せたい、そんな用途で使います(いえ使っていました・過去形)。あと研究発表などで、映しながら説明したり・・・・・と、ここまで書いてしまいましたが、時代錯誤ですよね。だって今では、パソコンの画像を大きなスクリーンに映し出すプロジェクターがあるのは当たり前の時代なのですから。
ですが、今から30年ほど前までは、PCは無いし、プロジェクターも無いし、とりあえず、美しいですし、ポジで撮った、ということなのです。ところが、ポジは、大きさがフィルムそのままですし、プラスチックのケースに一枚一枚挿まれていて、映写機が無ければ、明るい陽射しにフィルムを透かして見る、という、結果的には、大変な苦労をするシロモノなんです。当然、撮った直後に、映写機で見たことはあっても、以降、そんな面倒なことをしてみることはありませんでした。そういう意味で、アルバムに貼りつけているアナログ写真に比べ、言ってみればタイムカプセルを開けるときのような期待感があるわけです。どんな写真が入っているのかなぁ、と楽しみにしながらの作業が続きます。
コメントをお書きください