本日は、大津市勤労福祉センターの歴史講座「白洲正子「かくれ里」十一面観音巡礼紀行」の第4回目(最終回)を受講。講師は元滋賀県立安土城考古博物館副館長の大沼芳幸氏(=学生時代の友人)です。
テーマは「近江西国巡礼2、三井寺・長命寺・観音正寺」。著名な3寺院に残る観音像を取り上げて、その形状や設置された経緯・背景を解説。近江の寺院や神社は、前面には琵琶湖が広がり、また背後には巨岩を見せる山の存在が特徴的であり、それは、仏教や神仏習合で分かりにくくなっている古代の人々の信仰の実態を垣間見せてくれる存在であることを明らかにしてくれました。最終回にふさわしい講座となりました。