映画『地下鉄（メトロ）に乗って』

ＮＨＫの朝ドラ（地上波８時～）は、どんな時代設定、どんな主人公であっても、必ず視聴率１０％以上を獲得する国民的番組ではないでしょうか。熱心な視聴者は、同じ朝ドラを、１日３回観るといいます。一番早く放送されるのが、ＢＳの７時半～、そして８時、昼の再放送の３回です。

その一番早いドラマ（ＢＳ）の前に、アーカイブとして昔の朝ドラを放送しているので、それもセットで観ている人も多いことでしょう。現在、２５年前に放送された『オードリー』というドラマをやっています。ヘップバーンを連想するタイトルの物語の舞台は、映画の聖地、京都・太秦です。私自身は、当時も今も、朝ドラを熱心に観たことはありません。朝食時に放送して、始まって８時か、とか、終わって８時１５分か、といった時計がわりに音声で確認している程度です。

それが昨日、たまたまＢＳの、その『オードリー』の場面をチラッと見た際、この主演女優は、どこかで観たことあるなと、さっそくくぐって、すぐに理解しました。浅田次郎の小説を映画化した『地下鉄（メトロ）に乗って』に出ていた女優です。この記憶を呼び起こしたのも、数日前のニュースで、肖像権等の許諾の取れない女優リストに、その女優が挙がっているとの記事でした（アーカイブの放送に関連して記事になったのかもしれません）。その時、あぁやっぱり、この人は日本には居られなかった、居ても芸能活動は続けることが出来なかっただろう、と思ったのです。

以下、固有名は省略。

2006年、有名な歌舞伎役者が飲酒運転で事故を起こし、同乗していた女優との関係が表面化し、その歌舞伎役者の妻で当時、女性刑事役で人気のあった女優と離婚、そしてその女優は再婚後、一人息子を残して自死・・・この負の連鎖に巻き込まれたのかもしれません（あくまでも推測です）。

私、芸能ネタを投稿するのは珍しいのですが、なんだかニュースや見聞で魔が差したのか・・・秋の気候になってきました。