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彼岸花

 山口百恵さんの歌った『曼殊沙華』は、「彼岸花」の別名です。お彼岸頃に咲くことから命名されているようですが、花が枯れた後に葉っぱが出てきて、翌年の夏ごろまで生息するという生命力の強い花です。

小さい頃に、この花を家に持ち帰ると、祖母から「火事になるから入れたらあかん」と言われたことを思い出します。また「彼岸=死」のイメージから、葬式花、墓花、死人花、地獄花、幽霊花、蛇花・・・等々、不吉な名前(俗称)で呼ぶ地方もあるようです。これは「お彼岸」由来だけでなく、その球根に毒性があること、他の植物には無いことを強調する意味で命名されたのでしょう(Wikipediaにはなんでも書いてありますなぁ!)。

 

 その彼岸花、当地において数年前までは、田んぼや土手に咲いていただけだったのが、昨年くらいから、家の、ごくごく近くにも咲くようになりました。しかも花だけ刈り取ってもだめなんです、地下に球根が残っていて、また翌年も咲くのです。なんだか怖い花やなぁ、と私は思いますが、亀岡市内には、「ききょうの里」みたいなネーミングの「ヒガンバナの里」(曽我部町)というところもあるので、あんまり悪口言うのも、まぁここだけの話ということで。

 

 

 

 

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