先日、亀岡のアルプラザにある大垣書店にぶらっと寄りました。入口ドア付近のワゴンセールに「全品50%オフ」の新品CDのコーナーを見つけたのです。しかし、50%オフでも、値段的にはまぁまぁになるので、衝動買いしないよう気をつけつつ物色していました。そしたら、その中に春一番でおなじみのハンバートハンバートのアルバムがありました。これは2年ほど前に出た『丈夫な私たち (初回限定盤)』で、CDの他に、ブンカムラオーチャードのライブBR-discがセットになっていて、収録時間は2時間18分と、なかなかのボリューム。
これはどちらかと言うとライブ映像のソフトやな(それにアルバムが付いているみたいなもんや!)それなら50%オフもまんざらでもない(値段)、という気になり、購入してしまいました。
家でライブを鑑賞中(アルバムは未だ聴いていないのに・・・)。
この中の「教訓Ⅰ」、加川良さんのカバーですが、ハンバートハンバートが歌う際には、オリジナル詞の「~そうよわたしゃぁ女で結構、女のくさったので構いませんよ~」という部分を「~腰抜けヘタレひ弱で結構、どうぞなんとでもお呼びなさいよ~」と歌っています(コロナ禍のころに女優の杏さんがYouTubeで、ギター弾き語りで歌ったのが話題になり、この歌詞のところについて「さすが杏さん!」という評判だったようですが、これハンバートハンバートの詞でっせ、もちろん仲の良い加川良さんも了解ずみやし、と思ったものです)。時世に配慮した改変だったのでしょう。
ところで、この「教訓」を調べていると、加川良さんのコメントが出ておりました。孫引きになりますが紹介しておきます(加川さん亡くなってもう7年になるんですね、以下のコメント「やっぱ生きていなあかん」が刺さります)。
<引用>
当時はベトナム戦争があってましたから反戦の歌だと思われがちですけど、ほんとは命の歌。生きているからこそ良き人と出会っていい時間を持てる。生活も大笑いも大泣きも…年取るってそんな悪いもんじゃない。命は一つでも100回生きたという人もいるでしょうし。やっぱ生きてないといかん、という歌ですから。(2014/11/16付 西日本新聞朝刊)