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渋沢栄一ゆかりの深谷市

 先日の土日をまたいだ3泊4日の日程で埼玉県を訪れました。その主な目的はさておき、ついでに来年発行される新1万円札の「顔」となる渋沢栄一ゆかりの地、深谷市を訪れてきました。

 まずは「渋沢栄一記念館」へ。ここは地域の公民館とセットになった施設のようですが、正面から見て、すごく立派な建物でした。ただ、その周囲を圧倒するような建物のわりには、内部・展示物のほうは、最低限の押さえどころ、渋沢の歩みに沿った関係資料や写真などがあるだけでした。このアンバランス、そしてネームプレートをさげた中高年とおぼしきガイドさん(ボランティアなのか職員なのかは不明)が、やたらに多く、この手の施設愛好家(=私)として、きっと運営面での「大人な事情」があるんだろうなと感じました。詮索するのは面倒なのでやめときます。

 そのあと、記念館の近くにある「渋沢栄一生家・中の家(なかんち)」を見学。2年前のNHK大河ドラマ「青天を衝け」のスタートは、このロケーションでした。幕末・武蔵国血洗島で養蚕をしていた豪農の民家が、耐震補強をして一般に開放されています。2階からは耐震補強した鉄骨が見えますが、立派な柱に太い梁、さらに耐震鉄骨って必要なんだろうかと思いました(注・素人考えです)。

 そして以前から気になっていた深谷駅舎。ここは東京駅に似ていることで有名で、てっきり東京駅と同時期の建物なのかと思っていたところ、駅に到着して、即、違和感が・・・・、「なんだか新しいぞ!」「しかも線路の上に建っている橋上駅・・・」、さっそくWikipediaにて調査。それによりますと、東京駅が深谷産のレンガを使用している(煉瓦工場も渋沢栄一の起こした事業)ことより、平成8年に改築されたのだそうです。なるほど、しかもレンガ風のタイル貼り(耐震の為)となっています。そして、この建物の美観から、「関東の駅百選」になっているようです。

 渋沢栄一ゆかりの深谷の街、来年、新札が発行される際には、この日のことが思い出されることでしょう。

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