先日、友人のライブがあったので京都市内へ。昼過ぎに家を出て、開場まで時間があり、思いついて叡山電鉄に。というのも、少し前にアマゾンプライムの映画を観て、その舞台が京都で、主人公の男の子は、美術大学生、彼女との出会いは電車、という設定でした。大学は京都精華大学だろうし、電車は叡山電鉄、ノスタルジックな駅での場面が懐かしく、ちょっとこの電車に乗ってみようかと考えたのです。
映画のタイトルは「ボクは明日、昨日の彼女とデートする」というものです。3年ほど前に公開していたようですが、まったく知りませんでした。映画のオープニングとエンディングに、線路が出てくるので、男女の出会いと別れを、電車の往き来になぞらえているんでしょう。原作もあるようなのですが、ストーリーのアイデアは映画「ベンジャミンバトン数奇な人生」を彷彿させるものがあります、が、そこは、サラリと時間の交叉として流れております。
出町柳駅から乗車、車窓からは雪化粧の比叡山、住宅街を抜けて、宝ヶ池駅で下車しました。映画では、駅のベンチなどが微妙に違うような気もしましたが、そこは数年前の撮影だし、演出もあるのかもしれないし、等々、ひとつの映画を観ただけで、これだけの見聞が広がることがおかしいな、と実感。駅から少し足を延ばして、子供の楽園に行ってみました。何十年ぶりでしょう、前に行った時には、元競輪場の観覧席が残っていたのですが、現在はなくて、芝生の広場になっておりました。駅に戻り、出町柳まで行き、映画にちなんで、桝形商店街に新しく出来たという「出町座」あたりを散策。豆餅の「ふたば屋」さんはあいかわらず行列でした。