駅のホームの端っこから、続く線路がポイントで分岐しているところに、なぜか強く心惹かれます。大きな駅(東京駅や大阪駅など)になると、その分岐は、数十本の線路へと続くわけです。また小さな駅であっても、上りと下りの線路が交叉し、単線の場合は1本の線に集合していきます。電車の場合は、運行表によって、そのコース、ポイントのタイミングが決められます。が、人生に置き換えれば、そのポイントは、自ら決めた路線であることは、きっと、とっても少なくて、いろんな不可抗力であったり、思い違いであったり、仕方なしの選択であったり、決められていくわけです。そんな人生の岐路を、この駅に続く、駅から始まる線路に重ね合わせてしまいます。