平城京が置かれていた奈良時代には、シルクロードの終着点として国際色豊かな天平文化が花開き、大伽藍が建ち並ぶ都として数々の貴重な文化財が創り出されました。国宝建造物数は日本最多です。
法隆寺は飛鳥時代の姿を現在に伝える、聖徳太子ゆかりの寺院です。創建は、推古15年(607年)とされています。金堂、五重塔を中心とする西院伽藍と、夢殿を中心とした東院伽藍に分けられ、境内の広さは約18万7千平方メートルで、西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群となっています。1993年に「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
公園内には多くの世界遺産が点在し、年間を通じて内外から多くの観光客が訪れます。大仏や鹿(約1200頭)は国際的にも有名で、日本を代表する観光地です。