約3万㎡の広大な敷地に四国4県から移転・復元された江戸~明治時代の民家や蔵が
立ち並ぶ民家博物館。
四国村01 浜田の泊屋
四国村02 かずら橋
四国村03 小豆島農村歌舞伎舞台
<高松市指定文化財>
建造年代は、江戸時代末期のものと推定。地元の人々が役者となり、歌舞伎芝居を演じた。茅葺平屋建てで、廻り舞台、楽屋、チョボ(義太夫)の床、お囃し座がついている。
四国村04 旧山下家住宅
<香川県指定文化財>
寄棟造り茅葺、平屋建て。江戸時代における東讃岐の典型的な農家。家の半分は農作業用の土間、残り半分の床部分に「かまど」が設置されている。
四国村05 旧河野家住宅
<重要文化財>
愛媛県小田町の深い谷筋の奥まった急斜面に建っていた民家。部屋の床はすべて竹を敷き、各部屋に「いろり」が切られ、寒い山間の住まいの特徴を示している。土間には、和紙の原料にするコウゾを蒸す釜がある。
四国村06 砂糖しめ小屋(2棟)
<重要有形民俗文化財>
砂糖しめとは、サトウキビの汁をしぼるという意味。外壁は曲面にあわせた大壁づくりとし、内部中央には三個の石臼(車石)が置かれていた。それら石臼に取り付けられた腕木をウシが引いてまわし、回転する石臼の間にサトウキビを差し込んで汁をしぼっていた。四国村にある2つのしめ小屋は、香川県内に2棟だけ残っていた大変珍しいもの。
四国村07 四国村ギャラリー
2002年に開館。安藤忠雄設計の美術館と庭園。
四国村08 南予の茶堂茶堂「遊庵」
<高松市指定文化財>
このお堂は土佐から伊予へ越す龍王街道と呼ばれる道にあった。18世紀後半のものと推測。
四国村09 旧大久野島灯台
三原瀬戸航路の要所を照らす燈台として明治27年5月に点灯。燈台は基礎が3.8mの円形で高さ5.1m直径3.1m。灯塔部は花崗岩の切石積になっており、その上に乗る塔器は鋳鉄製で高さ2.4メートル。
四国村10 江埼燈台退息所
<登録有形文化財>
明治4年(1871年)竣工。設計リチャード・ヘンリー・ブラントン。石造、寄棟造、桟瓦葺、建築面積113.00m2、地上1階。兵庫県津名郡北淡町(現・淡路市)より平成10年(1998年)移築。
四国村11 鍋島燈台退息所
<登録有形文化財>
明治6年(1873年)竣工。設計リチャード・ヘンリー・ブラントン。昭和30年(1955)頃まで本来の宿舎として使用。石造平屋建、瓦葺、建築面積156m2。倉庫、西水槽、東水槽、北水槽、日時計も各々登録有形文化財。香川県坂出市より平成10年(1998年)移築。
四国村12 クダコ島燈台退息所
<登録有形文化財>
明治36年(1903年)竣工。愛媛県松山市より平成10年(1998年)当地に移築。わが国の燈台建築の変遷を知るうえで貴重な建物。
四国村13 土佐の楮蒸し小屋
楮(こうぞ)蒸し小屋<登録有形文化財>
昭和初期竣工、木造平屋建、茅葺。高級和紙の産地である土佐の建物。
四国村14 旧下木家住宅
<重要文化財>
剣山の北山麓、標高1000mのところにあった山村農家。安永10年(1781年)の建物で、寄棟造り茅葺。間取りは、オモテ、ナイショ、ニワの三間に分かれている。
四国村15 添水唐臼小屋
四国村16 久米通賢旧宅主屋
<登録有形文化財>
久米通賢は、安永9年(1780年)、東讃岐の引田町馬宿に生まれた讃岐を代表する江戸時代の科学者。19世紀の建築。木造平屋建、茅・瓦葺。
四国村17 旧中石家住宅
<高松市指定文化財>
平家の落人村として知られる祖谷の民家。主屋、隠居屋、納屋が一列に並んで建ち並ぶ様子は、傾斜が急な祖谷地方の特徴を表している。18世紀後半の建築。
四国村18 染が滝
四国村19 旧丸亀藩御用蔵
<香川県指定文化財>
もと京極藩御用の米蔵、江戸後期の建築と推定。
四国村20 石舟のアーチ橋
四国村21 福井家の石蔵
四国村22 土佐三崎の義倉
四国村23 醤油蔵(2棟)・麹室
<重要有形民俗文化財>
引田の山本醤油醸造元の施設を移築。
四国村24 潟元消防組第四部新馬場消防屯所
四国村25 旧前田家土蔵・座敷
四国村26 旧丸亀藩斥候番所
<香川県指定文化財>
元の所在地は、香川県と愛媛県の境の三豊郡箕浦。寄棟造り、鬼瓦や軒丸瓦に京極藩の家紋がみられる。
四国村27 旧吉野家住宅(漁師の家)
<高松市指定文化財>
徳島県海部郡由岐町伊座利にあった「漁師の家」。切妻造り平屋建て本瓦葺き。
四国村28 旧ワサ・ダウン住宅
<登録有形文化財>
ティールーム異人館。明治38年(1905年)竣工。兵庫県神戸市の北野町より移建された喫茶店。室内の家具調度品すべてイギリスから取りよせた約1世紀半ほど前のもの。
四国村29 わら家
江戸時代の茅葺民家3棟で営業する讃岐うどん店。