今日は朝から京都府立図書館でお勉強でした。というとカッコよいのですが、以前から気になっていて、それを確かめるべく、図書館で「お勉強」というわけです。
気になっていたことは、このページの「民俗」のページにも関係するのですが、30年前に実施された京都府緊急民俗分布調査のことです。その時、僕は大学を卒業したばかりでしたが、指導教授の竹田聴洲先生の推薦で、その京都府の調査員をすることになったのです(詳細はPDFで紹介してあります)。
その冊子を作った際、てっきり京都府は、成果物を出していないものだろう、と思っていました。実際、調査票を提出して以降、何の連絡も無かったわけですから。ただ民俗分布地図が出ているらしい、という情報もあったのですが、そのうち忘れてしまっていたのです。
このページを作り、民俗のことを少し振り返るようになり、ようやく、当時のことがよみがえってきたのです。出版されているとすれば、それはどんなものか?、僕がやった痕跡はあるのか?、調査員としての名前は載っているのか?・・・・いろいろ疑問が生まれ、東洋書林という出版社から出ていることが判ってきました。その前に京都府教育委員会が出版したらしく、東洋書林のものは、滋賀と奈良を併せて合冊にしたもののようでした。アマゾンで検索したら出てきました。しかし値段はそこそこしています。3万円もします。自分の名前が掲載されているか、確かめるだけに3万円出すのもね・・・・ということで、図書館関係で検索したのです。
すると京都府資料館、京都府立図書館に所蔵されていることが分かりました。それで、とにかく現物を見て、買うに値するようなら買うし、そうでみないなら、見るだけでいいか、と思い、本日てくてく岡崎公園にある京都府立図書館へ行ってきたのです。
本はすぐに見つかりました。そして自分の名前も調査員として掲載されていました。また調査した5地区の民俗項目で、語彙が出ていることも確認できました。ただ3万円出して買う、という体裁の本では無かったので、自分の名前が掲載されていたページとその他・・・・数十ページをコピーしたのです。その証拠は、民俗のところで紹介するとして、この写真は、京都府立図書館です。古い外観ですが、中は近代的で地下もあります。なかなか勉強しやすいところです。予備校時代、よく使いました。
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